官民連携まちづくり推進協議会

お知らせ・活動報告

第14回(2021年度第3回)会議をオンラインで開催しました

2022年1月27日

2022年1月27日、第14回(2021年度第3回)会議を開催しました。
久しぶりに対面での開催を計画していましたが、オミクロン株による新型コロナウィルス感染急拡大に伴い、オンライン開催に変更となりました。
世話人代表の都留市産業建設部の山口部長からも、挨拶の中で、対面での交流の機会が減り、出席者名簿のうち、これまでにお会いして名刺交換している方が15名しかいないなど、新型コロナウィルス対応の長期化を痛感している、というお話がありました。

前橋市都市計画部市街地整備課 副参事 纐纈さん

会議では、まず前橋市都市計画部市街地整備課 副参事の纐纈さんから、市が日赤病院跡地で進めている「生涯活躍のまち」事業について報告がありました。
市では全世代を対象としたコミュニティ拠点を整備中で、認定こども園、介護付有料老人ホーム、分譲住宅、多世代型賃貸住宅、スーパーマーケット、夜間急病診療所、地域コミュニティスペース、福祉作業所など、非常に多くの機能が集約された拠点を、民間事業者と連携して整備される予定です。また、15の参加企業・団体が「ココルンサークルまえばし」を設立し、市と連携してコミュニティ拠点における各種ソフト事業や、市内のコミュニティづくり活動等を実施していくことが紹介されました。
ハード整備だけでなく、民間事業者と連携して、充実したソフト事業を展開する前橋市の取組は、参加者の皆様にとって非常に参考になる内容だったと思います。

次に、デジタル田園都市国家における「生涯活躍のまち」の推進に向けて をテーマに2つのミニ講演を行いました。

大河原参事官補佐

最初に、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 大河原参事官補佐より、全世代・全員活躍型「生涯活躍のまち」に関する現状や、来年度の事業予定などについて説明していただきました。後半は、岸田政権の重要施策である「デジタル田園都市国家構想」についてもお話しいただきました。特に「デジタル田園都市国家構想推進交付金」に関しては、自治体の関心度も高いトピックであり、参加者の皆さんは熱心にメモを取りながら聞いておられました。

総合商社勤務 田原さん

続いて総合商社勤務の田原さんより、「一般企業が考える地方自治体のMaas/Connected」をテーマにご講演いただきました。田原さんは地方創生に関心があり、自分の知見が地方創生に役立てばという思いから、個人のプロボノ活動として登壇してくださいました。
田原さんからは、Mobilityにまつわる社会変化や、自治体の課題に対して、Connected/Maas技術を活用した解決策などをご紹介いただきました。具体的には、使用されていない公用車や社用車の有効活用策、地方における公共交通の利便性の確保策、渋滞や降雪による交通マヒの解決策などについて、具体的な事例を挙げてお話いただきました。最後に「社会課題について解決策を考えることは、自身としても面白いと思うので、何か解決したい課題があれば一緒に議論したい。」と、今後につながる、うれしいお言葉もいただきました。

お知らせ・活動報告一覧へ戻る